こんにちは!♥︎
Entry no.1 角谷暁子です♩
最近少しだけblogを書くのにも慣れてきて、日常の中で、あ、このことblogに載せたいな、とか、これをみなさんにお伝えしたいな〜!と思うことが増えてきました!
筆不精(お手紙以外にもこの言葉使うのでしょうか?笑)の私にとっては、面白い変化ですっ
今日は、私の1番の趣味である、読書についてお話しさせていただけたらと思います。
19年間の短い人生の中で、おそらく同年代のみんなの平均よりは、少しだけ多く本を読んできたと思います。(小学生のとき、”クラスでいちばん図書室の本を読んだで賞!”をよくもらっていました♪笑)
そんな中で、私の価値観や考え方に影響を与えてくれた本たちを、ランキング形式で少しずつご紹介してみます(*^^*)!
書評などをさせていただけるほどの知識も読書量もないので、ただ私個人の感想として見ていただけたら幸いです♥︎
まず、第5位!
『運命の人』(山崎豊子さん)
私の最も尊敬する大作家さん、山崎豊子さんの作品です。中学時代に山崎豊子さんの小説をたくさん読んだことが、私の現在のジャーナリズムへの興味を作り上げているといっても過言ではありません!!
この本は新聞記者である男を主人公とした、昭和の政界、官界を巻き込んだまさに戦後ジャーナリズム小説の傑作といえるものだと思います!なので数多くある山崎豊子さんの作品の中からこの本を選ばせていただきました。番記者を表す、「夜討ち朝駆け」などという言葉を知ったのも、中学時代にこの本を読んだことがきっかけだったかもしれません!ジャーナリストの生き方に、ロマンを感じてしまいます…笑
続いては、第4位!!
じゃーん♥
『異邦人』(カミュ)
これも、中学時代に読んで衝撃を受けたのを覚えています。
実存主義文学の最高峰ともいわれるカミュの『異邦人』。淡々とした文章、どこか砂っぽい世界観 (私はなんとなく、砂っぽい、乾いた印象を受けます)の中で、主人公ムルソーは母の死を経験、そしてふとしたきっかけで殺人を犯してしまいます。裁判所で弁明を求められたムルソーが放った、「太陽のせい」という一言は、当時13、4歳だった私にはあまりに不可解であり、同時に何とも言いがたい衝撃を与えました。中学生ながらに、「不条理」「無情」「無神論」そんなワードについて考えるきっかけをくれた一冊です。
そして、第3位!!!
どどーん!
『潮騒』(三島由紀夫)
大好きな三島作品の一つです。
父を亡くし、母と幼い弟を養うために漁師として働く18歳の新治と、島の裕福な船主の娘である初江。婿をとることが決まっている初江と新治は、周囲の妨害や反対の中で純粋な愛情を育んでいきます。
出会って間もない頃、嵐の休漁日、密会する2人。初江が新治に言う、「その火を飛び越してこい。その火を飛び越してきたら」という台詞…もうすぐ20歳になるいまでも、このシーンには思わずドキドキしてしまいます…♥笑
潮騒と磯の香り、精悍な新治と美しい初江、そして自然の美しさ。三島の美学に初めてふれた作品です!
そしてそして第2位は、、、!!!!
これです!
『檸檬』(梶井基次郎)
「えたいの知れない不吉な塊が私の心を始終圧(おさ)えつけている」という一文で始まる、不思議な、奥深い傑作です。
ストーリーはとても簡潔です。病気と借金を抱えた「私」は、ある八百屋で檸檬を一つだけ買います。そして丸善(みなさんもご存知、書店です)に入り、ポケットの中の檸檬を取り上げ、画集などが積み上げられた上に、「恐る恐る」置くのです。ただこれだけ、この小説で起こる出来事はただこれだけです。しかしこの出来事の合間にある、「私」の言葉が何とも言えず心に響きます。
「以前私を喜ばせたどんな美しい音楽も、どんな美しい詩の一節も辛抱がならなくなった」
「なぜだかその頃私はすぼらしくて美しいものに強くひきつけられたのを覚えている」
「その檸檬のつめたさはたとえようもなくよかった」
なんてきれいな日本語なんでしょう..実は私、少しだけ日本語フェチなところがあるんです♥︎笑 心のバランスがとりづらくなったとき、是非一読をお勧めします。
そしてとうとう第1位!
ぱんぱかぱーん!
『春の雪』(三島由紀夫)
またまた三島ですみません…笑
色々なところで、いちばん好きな本として挙げさせていただいているこの本。
明治末から大正にかけてのお話です。侯爵家の嫡男・清顕と、幼なじみで堂上華族・綾倉家の聡子。聡子は清顕に想いを寄せていますが、清顕は聡子への想いを自ら認めようとしません。そして聡子に皇族との縁談が持ち上がり、とうとう勅許が降りてしまいます。すると清顕は、聡子への想いをとうとう認め、無理やりに想いを遂げようとします。清顕を長年慕っていた聡子も、それを受け入れてしまいます。もちろん2人には天皇の名の下、罰がくだります。
結末はここでは書きませんが、退廃的な美とはこういうものなのか、と、人生経験の浅い私でも衝撃を受ける内容です。とにかく細部にわたって、どこまでも完璧な文章の美しさ、そして三島の教養と文化への造詣がひしひしと伝わってきます。私のような庶民では理解できてない部分のほうが大きいかと思いますが、それでも、いちばん感銘をうけた、大好きな一冊です。
ふう。
以上でランキングのご紹介は終わりです♪
今までのblogで、いちばん書いていてあつくなりました!笑笑
読書に興味のない方にとってはおそろしくつまらない内容でしたよね、、ご容赦ください涙
私の読書好きは伝わっていただけたでしょうか?
最後に、中学時代の恩師にいただいた言葉を紹介したいと思います。
「人は、自分1人の人生しか経験することはできない。
しかし本を読めば、筆者の人生の経験を吸収することはできる。」
本には、その筆者の思考や思い、人生がつまっていますもんね。この言葉が、私が本を好きになったきっかけの言葉です。
長々と熱く語ってしまってすみませんでした>_<
そろそろアルバイトに行ってきます♪笑
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