ミス慶應コンテスト2014 EntryNo.6 西村萌

第二十一歩☆私のボランティア

みなさん、こんにちは☆

今日はこれまで大きくは紹介してきませんでしたが、、、
私の大学生活の大部分をしめている
”ネパール支援活動のお話”をしたいと思います。

ここでまず、ボランティアの話に入る前に、それに大きく関わる時間のお話をしたいと思います。

全人間の中で、自由に使える時間を多く持っているのは大学生だと私は思っています。

けど、その時間は、、、、

・寝て過ごしても

・バイトして過ごしても

・勉強して過ごしても

・遊んで過ごしても

ぜーーんぶ、同じ時間。

今しか使うことが出来ない
貴重な時間を、

どうせなら、 ”意味のある時間にしたい”
そんな思いから、私のボランティア活動は始まりました。

最初は、何もわからず
「とりあえずやってみよう」
って感じでした。

そこで見つけた、一つのグループ。

それは、
まだ始動していない、無名の
ネパールへの学校建設を目的として
一つ上の先輩達が集まっているグループでした。

多くのボランティア団体の説明を聞きましたが、どこもピンっと来なかったんです。

けど、私の直感で

ここだ、ここなら私が活かせる。

そう思って入りました。

先輩達も、私と似たような気持ちで始めたようで、皆はじめはボランティアに対する気持ちも行動も今からすると未熟でした。

とにかく目標は、

”学校を一校ネパールに建設する”

そのために、

☆毎週末新宿で街頭募金
☆定期的に行うチャリティーイベント
☆学園祭

そういった活動に力を入れて
進めて行きました。

けど、街頭募金は
・人からもらったお金
・労力がかかる
→もっと良いボランティアがあるでしょ?

そう非難する人も世間にはいましたし、実際そう思って団体を辞めて行く人達もいました。

そやって行き詰まり出した頃、
丁度去年の9月。

私たちは、ネパールを訪問しました。


(カトマンズ市の子ども達と教室にて。)


(3歳から今まで続けているピアノの知識を活かして、子ども達に音楽を教えていた際の写真)


(チトワンの小学校前にて)

この訪問の中で、私達はある事を
行いました。それは、、

”夢を絵で表現してもらうこと”

(書こうとする所を横から撮影)

同じ事を日本の小学生にも頼んでやってもらったのですが、
日本の子ども達は、
歌手、CA、野球選手、冒険家、ケーキ屋さん、、、、、
皆バラバラ!!!

それに比べてネパールの子ども達は

☆学校の先生
☆お医者さん

ほぼ全員が、このどちらかでした。

みんな、自分のためではなく
”誰かのために”夢を持っているんです。

ネパールから帰ってきて、
私のボランティアに対する考え方は変わりました。

というより、
ただガムシャラに学校を建てる事だけ考えていた、自分の未熟さに
情けなさを感じました。

昨日のJAのCMの話とも
少しかぶりますが、

想像力が足りなかったんです。

学校建てたらそれで終わりなの?
それで、子ども達の夢は叶う?
街頭募金って本当にずっと続く?
今のやり方でこの団体は存続する?

ボランティアをするにあたって
何よりも大切なのが

”継続性”

だと思いました。

昔なので記憶が曖昧ですが、
以前こんな記事を新聞で拝見しました。

とあるボランティア団体の方々は、
沢山の鉛筆とノートを送り
教室を綺麗に建て替えたそうです。

しかし、継続的に文具を送ることはせずその一度で満足しました。

それから、しばらくして
その支援先の人々からこんな声が届きました。

・もう文具は送ってくれないの?
それならどうして子ども達に、あんな物を一度でも使わせたんだ。
一度知ってしまうと、それがなくては何もできなくなる。

・私達は、紙がない分教室の土の地面をノート代わりに使って勉強してた。
コンクリートに固められたせいで、それすらできない。

この話で思ったこと、、
それは、文具を送り続けないとこう言われるのは少しの想像でわかるけど、

地面を綺麗にした事に関して、よかれと思ってしたことが
相手にとって何の助けにもなっていなかったということ。

ボランティアをする中では、私達では分からない相手側の事情があります。

だから、私達が良かれと思ってしても
相手にとって不都合であれば
それは私達の一方的な、自己満足的なボランティアにすぎないということ。

私達も、ちゃんと相手の立場になってものを考えなければ二の舞になってしまうと思いました。

そして、街頭募金をやってもいいけど、
皆の時間が合わないこともあるし
しんどい募金が続くかもわからない

そんな、継続性の低いものを
ただやり続けても、
そんなボランティア誰でもできるし

そもそも、私達がすることなの?

そう思いました。

もっと、 ”自分達だからこそ”出来て、後の世代にも 引き継がれる

”新しいボランティアの形”

を考えなければいけない。と思い、
私達は、これまでの機械的なボランティアから、考えるボランティアへと変わって行きました。

毎週金曜日のミーティングで
新たなボランティアのあり方を
みんなで話し合いました。


(最近は、私が前に立って話を進める事が多くなってきました。)


(新一年生へ向けた勉強会の発表の時の写真。)

そんな中で生まれた一つの案。

”RUKE塾”

☆内容☆

日本も今は格差社会で、塾に通える子と通えない子でら学力に差がついてきています。
そこで、塾に通えない小学生や中学生を対象に、慶応生である私達が
格安でを塾開いて勉強を教える。
(1回500円程度)

それによって集まったお金を
ネパール支援の費用に使う。

学校建設後は、井戸作りや、文具、憩いの場の提供など、このお金で支援の幅を広げていく。

こういった内容の企画です。

日吉付近の小学校や中学生の校長先生にお願いにゆき、ビラを配布して頂くことになりました。

ですが、ビラの配布直後に第一回目を開いたために、失敗に終わりました。

次は、9月頃をめどに行う予定で、試験的に行って成功したら定期的にやろうと考えています。

もちろん、成功しなかったら
また新しい案を考えるところから
やり直しですが、今までの私達よりは一つ前に進んだ気がします。

この、新しい形のボランティアが
うまくいくまで、街頭募金も同時並行で進めていきます。

とにかく、ボランティアは
その時だけとか、一時的な気持ちとか
そんな中途半端な気持ちでやるくらいなら、やらない方がまし。
そう思っています。

なので、私たちが卒業しても
後輩達が続けていってくれるような
ボランティアを作ることが
今の私の仕事です。

もちろん大学を卒業して
自分でお金を稼ぐようになれば、
また別の形で支援を続けたいと考えています。

今年は、ミス慶應としての活動が始まり、夏休みも沢山の活動があります。

ネパールに行けば、ミス慶應としての活動が皆より遅れてしまいます。

だから、今年のネパール訪問に行くか行かないか、正直少し悩みました。

そんな時に、ネパールで私達に協力して下さっている方からFacebookを通じて連絡が来ました。

moechan itsu kuruno?
kodomotachi ga hayaku aitai to ittemasu

悩んでる自分を、心から馬鹿だと思いました。

行かないで良い訳が無い。
私を必要としてくれる人達が、あそこで待ってるのに、、
なんて愚かな。

って。

だから私は、今年も8月31日から
ネパールを訪問してきます。

このミス慶應としての活動を通して、
ブログやTwitterでも
写真や感想を沢山皆様にお届けしたいと思ってますし、
皆様にもぜひ知って頂きたいです。

(これは、日本の小学生に
ネパール支援の活動を
少しでも知ってもらうために開いた
交流会の写真です。)

エントリーNo.2の松本さんの将来の夢の話と同じように、
多くの人に知らせるという広報も、
一つの大切なボランティアだと思います。

なので私は、このミス慶應としての活動の中でもボランティアを進めていきたいと思います。

私のボランティアへの想いや考えは、少し伝わりましたでしょうか?

長い間読んで頂きありがとうございました。

子ども達が絵に書いてくれた
夢実現への一歩を踏み出すために

これからも私は、
彼らの手を握り続けます。

moe….

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